Cdc25Cはタンパク質脱リン酸化酵素であり、Cdc2を脱リン酸化し活性化させます。これは真核細胞における有糸分裂の制御において重要な現象です。Cdc25Cは間期の間、c-TAK1(Cdc25C associated protein kinase)により恒常的にSer216 のリン酸化を受けており、このリン酸化はG2/M チェックポイントでのDNA 損傷の有無に依存して行われます。有糸分裂に先立って、チェックポイントキナーゼであるCHK1とCHK2はDNA 損傷(Cdc25C のSer216 のリン酸化)に応答して活性化され、最終的に細胞周期が停止します。以上のように、通常であればチェックポイント機構によって、娘細胞へのDNA 損傷の伝播が防がれていますが、これらのチェックポイントキナーゼに変異が入ると、損傷DNA修復機能が低下し、細胞の癌化の可能性が高くなります。




